前回の開催: 第42回
本会は盛況のうちに終了致しました。ご参加ご協力頂きました皆様、誠にありがとうございました。
拝啓
厳冬ではありますが日差しは春らしくなって参りました。
皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
第43回ニューロ・オンコロジィの会は脳腫瘍の臨床と研究の春の息吹を感じたいと思います。日本における脳腫瘍の治療や研究を志す若者の減少が言及されております。しかしながら10年、20年後の脳腫瘍治療と研究を牽引する若者は確実に育っていると確信します。そこで、今回はこれからを担う若手脳神経外科医あるいは脳腫瘍研究者に存分にその成果を語って頂きたいと思います。まだまだ若手であるとの自負がある方ももちろん結構です。会場もカフェ形式会議の場所を用意させて頂きました。会員の皆様と共に脳腫瘍の研究と治療の明るい未来と展望をフランクに語り合いたいと思います。
特別講演には小児脳腫瘍の治療と研究の第一人者として活躍されておられます柳澤隆昭先生に「CHALLENGE: 乳幼児脳腫瘍に対する治療の進歩」と題しましてご講演を頂く予定です。先生には若い頃から持ち続けてきた小児脳腫瘍の治療と研究に対する情熱とロマンを交えて熱く語って頂きたいと思います。脳腫瘍治療に携わる多くの先生方の忌憚のない意見を交わしあえるのがニューロ・オンコロジィの会の魅力です。一人でも多くの方にお集まりいただきこの会に参加することで脳腫瘍に対する研究・治療の新たな糸口あるいは人的交流に繋げて頂ければ幸いに存じます。
皆様の御参加を心よりお待ちしております。
敬具
平成24年2月吉日
東京慈恵会医科大学 脳神経外科
常喜達裕